カスハラとは?
カスハラとは、カスタマーハラスメントの略で、単なる顧客からのクレームとは異なり、 顧客や取引先からの度を超えた迷惑行為を指す言葉です。
顧客、取引の相手方からの言動で、業務の性質その他の事情に照らして 社会通念上許容される範囲を超えたものにより、 当該労働者の就業環境が害されることとされています。
つまり、要求内容が正当であっても、その伝え方や手段が社会通念上不相当であれば、 カスハラと判断される場合があります。
カスタマーハラスメントは、労働施策総合推進法第33条において定義されています。
該当基準と例
カスハラに該当するかどうかは、要求内容の妥当性だけでなく、 その伝え方や手段が社会通念上相当かどうかも含めて判断されます。
相手の言い分や要求が妥当性を欠く場合
- 欠陥がない商品を新品に交換させようとする行為
- 提供済みのサービスをやり直させる要求
- 販売した商品とは無関係な私物の賠償請求
- 取り扱いのない商品の手配や対応を強要する行為
相手の態度や言動が社会通念上不相当な場合
| 類型 | 具体的な行為例 |
|---|---|
| 身体的な攻撃 |
|
| 精神的な攻撃 |
|
| 業務妨害行為 |
|
| 差別的・性的な言動 |
|
正当な意見や通常の問い合わせまでカスハラとするものではありません。 要求内容、手段、回数、時間、態度などを総合的に見て判断することが重要です。
おすすめ商品
カスハラ対策では、対応内容を正確に記録し、必要に応じて社内で共有・確認できる体制づくりが重要です。 現場や窓口、電話対応の状況に合わせて、以下のような商品をご提案できます。
AIボイスレコーダー
Plaud Note
対面での打ち合わせや相談内容を記録し、後から内容を確認したい場面に役立ちます。 対応履歴の整理や社内共有にも活用できます。
通話録音ソリューション
通話録音装置
電話での問い合わせやクレーム対応の内容を記録できます。 言った・言わないのトラブル防止や、対応品質の確認に役立ちます。
音声応答ソリューション
音声応答転送装置
電話対応時に自動音声案内や転送を行うことで、担当者への負担を軽減します。 窓口対応の整理や、一次対応の効率化に役立ちます。
対策措置・対応のポイント
カスハラ対策では、従業員が安心して対応できるように、会社としての方針や相談体制、 事案発生時の対応ルールをあらかじめ整えておくことが重要です。
方針の明確化と周知
カスハラに対して毅然と対応する方針を策定し、就業規則や社内規程へ反映します。 また、従業員への周知・啓発、研修の実施により、社内全体で共通認識を持つことが大切です。
相談体制の整備
相談窓口を内部または外部に設置し、相談担当者の配置・育成を行います。 相談しやすい環境づくりに加え、相談者のプライバシー保護にも配慮する必要があります。
事案発生時の迅速・適切な対応
事実関係を確認し、被害を受けた従業員へのケアを行います。 加害行為を行った顧客等への対応方針を定め、記録化を行い、必要に応じて警察や弁護士と連携します。
不利益取扱いの禁止
カスハラを相談したことや、事実確認に協力したことを理由に、 当該労働者に不利益な取扱いをしない旨を定め、社内へ周知することが重要です。
実務面で準備しておきたいこと
- 対応マニュアルの作成: 何が「カスハラ」に該当するのか、過剰な要求、暴言、長時間拘束などの基準を定め、 現場が迷わない対応フローを整備します。
- 記録・証拠保全の体制強化: 電話の自動録音、対面時の記録、防犯カメラなどを活用し、 客観的な証拠を残せる体制を整えます。
- 従業員・管理職への研修: カスハラ発生時の初動対応や、組織としての介入方法について教育を実施します。
関連する公式情報
一部の自治体では、先行して独自の防止条例や支援制度が設けられています。 制度内容や対応方法については、厚生労働省、政府広報オンライン、各自治体の最新情報をご確認ください。
会社として対応方針を明確にし、記録・相談・共有の仕組みを整えることで、 従業員を守りながら適切な顧客対応につなげることができます。
対策ご提案商品
カスハラ対策では、対面対応・電話対応・一次応答など、現場の状況に合わせた記録体制づくりが重要です。 ウエストンでは、用途に応じて以下のような商品をご提案できます。
| カテゴリ | 用途・特徴 | ご提案商品 |
|---|---|---|
| AIボイスレコーダー | 通話も対面も録音可能。自動切換に対応し、広い会議室や多人数での打ち合わせにも適しています。 | Plaud Note Pro |
| AIボイスレコーダー | 通話も対面も録音可能。手動切換に対応したベーシックモデルです。 | Plaud Note |
| AIボイスレコーダー | 対面録音に対応。装着スタイルを選べるため、現場や窓口対応など幅広い場面で活用できます。 | Plaud Note Pin/Plaud Note Pin-S |
| 通話録音ソリューション | 電話対応の内容を記録し、言った・言わないのトラブル防止や対応履歴の確認に役立ちます。 | 通話録音装置 VR-D179/VR-D179A |
| 通話録音ソリューション | 電話応対の記録保存や、クレーム対応時の事実確認に活用できます。 | 通話録音装置 VR-755 |
| 音声応答ソリューション | 自動音声応答や転送により、電話対応の負担軽減や一次対応の整理に役立ちます。 | 音声応答転送装置 IVR-2430Ⅱ |
| 音声応答ソリューション | VoIP環境での音声応答・転送に対応し、問い合わせ窓口の整理や業務効率化をサポートします。 | 音声応答転送装置 IVR-24VoIPⅢ/IVR-100VoIPⅢ |
業務内容や電話環境、対面対応の有無により、適した商品は異なります。 導入前の確認や商品選定についてもお気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちらFAQ よくある質問
カスハラ対策義務化とは何ですか?いつから始まりますか?
2026年10月1日施行の改正労働施策総合推進法により、企業に対して、 顧客等からの著しい迷惑行為、いわゆるカスタマーハラスメントから従業員を守るための 措置を講じることが義務化されます。
これまでは努力義務として扱われてきた部分も、今後は法律上の措置義務となり、 対策を怠った場合は行政指導等の対象となる可能性があります。
カスハラ対策義務化は中小企業も対象ですか?
はい。すべての事業主が対象になります。 中小企業や個人事業主も、2026年10月1日から措置義務の対象となります。
パワハラ防止措置のときに設けられていたような中小企業向けの経過措置は、 今回のカスハラ対策義務化では設けられていません。
条例がある自治体では法律とどちらが優先されますか?
自治体の条例と国の法律は、どちらも確認しておく必要があります。 自治体の条例では事業者の責務や基本的な考え方が示されている場合があり、 国の法律では雇用管理上の具体的な措置義務が定められています。
条例が施行されている都道府県や市町村に事業所がある場合は、 条例の内容と法律上の措置義務の両方を確認し、重複する部分はまとめて対応すると効率的です。
違反したら罰金はありますか?
措置義務違反に対して、直ちに刑事罰や罰金が科される規定はありません。 ただし、厚生労働大臣による報告徴求、助言・指導・勧告、企業名公表といった 行政措置の対象になる可能性があります。
また、従業員が被害を受けた場合には、労働契約法上の安全配慮義務違反として、 民事上の損害賠償責任を問われるリスクも考えられます。
顧客を録音・録画しても問題ありませんか?
自社の施設内で業務上の必要性があり、録音・録画の目的を明示している場合は、 録音・録画が問題ないと整理されるケースが一般的です。
ただし、個人情報やプライバシーへの配慮が必要です。 掲示による周知、利用目的の明確化、保存期間や閲覧権限の管理など、 運用ルールを整えたうえで導入することをおすすめします。
具体的な運用については、弁護士などの専門家に確認してください。
正当なクレームとカスハラの境界線はどこですか?
判断のポイントは、「要求内容の妥当性」と「要求を実現するための手段・態様」の2点です。
製品の不具合に対する交換要求など、内容が正当であっても、 その過程で怒鳴る、土下座を強要する、長時間拘束するなど、 社会通念上不適切な行為があれば、カスタマーハラスメントに該当する可能性があります。
具体的にどのような行為がカスハラに該当しますか?
主に以下のような行為が該当する可能性があります。
- 暴力・精神的な攻撃:殴る、蹴る、机を叩く、暴言、侮辱、大声で怒鳴る。
- 過大な要求:著しく不相当な返金要求、土下座の強要、応じる義務のない特別なサービスの要求。
- 拘束的な行動:長時間の電話、執拗な居座り、何度も同じ要求を繰り返す。
- 個人の侵害:従業員のSNSへの無断投稿、個人に対する付きまといや誹謗中傷。
現場の従業員がカスハラを受けたら、まずどうすべきですか?
一人で抱え込まず、組織として対応することが原則です。
現場では「これ以上の対応はいたしかねます」など、対応できない範囲を明確に伝え、 速やかに上司や相談窓口へ報告・引き継ぎを行います。
また、水掛け論を防ぐために、通話録音、対応メモ、防犯カメラ映像などの 記録を残すことも重要です。
悪質なクレーマーに対して、企業はどこまで対応しなければなりませんか?
企業側の過失を超えた不当な要求や、暴言・威嚇が続く場合は、 対応を打ち切る、またはお断りすることも選択肢になります。
毅然と退去を求める、必要に応じて弁護士へ相談する、 警察へ通報するなど、組織として対応できる体制を整えておくことが重要です。
カスハラ対策として、どのような機器やサービスの導入が有効ですか?
現場の負担を減らし、客観的な証拠を残すためには、以下のような機器やサービスが有効です。
- 電話対応:通話録音装置、AI録音・文字起こし機器、通話記録システム。
- 対面対応:AIボイスレコーダー、防犯カメラ、ウェアラブルカメラ。
- 窓口・受付:会話録音機器、音声応答転送装置、案内・注意喚起表示。
業務内容や電話環境、対面対応の有無により適した商品は異なります。 導入前に現場の対応フローとあわせて検討することをおすすめします。
※本ページは一般的な情報提供を目的としています。法的判断や具体的な対応については、 厚生労働省・自治体の最新情報を確認し、必要に応じて弁護士・社会保険労務士などの専門家へご相談ください。